◆ 指板の接着 |
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指板とネックを接着します。
指板専用の当て木を必ず使用します。 |
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◆ ネックの整形
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ネック全体を支える台座に固定してから作業します。 |
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ボリュート部を中心に削っていきます。
粗めの木工やすりで形を整え、中目のヤスリで整えていきます。ネックの現物を傍において参考にします。 |
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ヒールエンドの加工です。
木工やすり、繰り小刀等を使用します。 |
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ボリュート周りですが何やら妙なものが露出しています。実はこれトラスロッドの固定用ワッシャー!
原因はワッシャーの位置、あと10ミリほどナット側に近ければボリュートの厚みの中に入ります。プランミスです。
どうすることも出来ませんが既にロッドのテンションを上げており、緩んだ状態ではないのが救いです。
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◆ ヒールキャップとヒール加工
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黒檀系の材料でキャップを作りました。 |
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ヒールエンドはリムに接合するので、その形状はリムのアールとテンションフープの出っ張りに合うよ整形しなくてはなりません。また指板面との角度も重要なポイントです。
これはブリッジの高さとの関係、また弦高調整を容易にするため不可欠な措置です。 |
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ネックヒールエンドの断面です。ヒールエンドと指板面の角度を87.5度、そしてテンションフープとヘッドの縁に接触する約22㍉の切り込み部を85度とします。VEGA/LNを参考にした数値です。 |
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ネックはボルト2本でリムと接合しますが、接合面が正確に合致しないとネックが簡単に動いてしまい音程がずれることになります。
従って接合面のアール形状は大切な木工作業となります。もちろん中心線も忘れずに加工します。 |