【チェロ】 【ブリッジ】 【バンジョーウクレレ】 【トレモロブリッジ】 【サウンドホール・カバー

 【4本足バンジョーブリッジ : Pete Seeger Style Bridge】

 

◆4本足ブリッジ (4 Legged Bridge)

【左と左下の画像】
ピートシーガーが手にするバンジョーとそのブリッジに注目

【下の画像】
今回製作するブリッジ、参考URL
https://banjobridge.com/stu.htm

 
 

【画像:左】URLを参考に簡単なテンプレート、そしてメープルとスネークウッドのブリッジ素材

【画像:左下】足の部分を罫書

【画像:下】糸鋸でラフカット

 
 

【画像:左】ラフカットした足の部分

【画像:左下】罫書きラインに沿いヤスリで整形

【画像:下】整形作業

 
  【画像:左】まず足を一つ完成、もう一つ作ります。
 

【画像:左】 ブリッジを作ります。罫書後、最初に2本の足を挿入する雌穴を加工します。

【画像:左下】 ノミと彫刻刀を使用しました。

【画像:下】 次にブリッジ全体を整形、写真は中央部分をカットするため、のこぎりを数回入れたところ・・・・

 
 

【画像:左】 大体の形が出来上がりました。

【画像:左下】 通常のブリッジはブリッジを安定させる為、底の部分に厚みをとってありますが、このブリッジは全体を2ミリで均一にします。

【画像:下】 基本的なパーツ構成です。

 
 

【画像:左、左下、下】 ブリッジと足は簡単なほぞ組、きつめに接合させるため、やすりで微調整しながらの作業です。

 
 

【画像:左】 弦の溝(スロット)加工とクサビとしての楊枝を挿入するための穴を加工。

【画像:左下】 楊枝でしっかりと固定・・・実際にはつまようじが細過ぎため作り直し・・・・

【画像:下】 こんな感じになります。

 

 

【問題点いくつか・・・・】 
①隙間あり、要修正
②ブリッジ底をヘッド表面に合わせて斜めに処理したが、恐らくヘッドとの接点は「面」ではなく「線」で接するのが正しいかも知れない。
③緑で示した部分はピックが足にぶつかってしまいます。

 
 

【画像:左】 修正箇所
①ブリッジと足の接合部分にアロンを若干・・・・
②楊枝クサビの穴位置をクサビが効く位置に変更
③ポリッシュ仕上げに・・・・

【画像:左下、下】
密着固定させた部分

 
 

試作品ほぼ完成、興味深いブリッジです。
今後足の長さやブリッジ傾斜角度など試行錯誤してみます。

音色については際立った変化は感じませんが、ややマイルドになったようです。
弦荷重の大半はブリッジ部分にかかりますが、追加の足2つと合わせ合計4つの支点でヘッドに固定されているので弦の振動が分散されて伝わるのは確かです。

  【参考プラン】
足の長さを45ミリほどに短くしてみる。
ブリッジ傾斜角度
を80度と直角に近づけてみる。
  【画像3枚】
以上、試行錯誤しましたが、現在このようにセッティングされています。