Guitar#1 Guitar#2

◆ 使用する木材

《主な木材仕様》
トップ:スプルース
バック:ローズウッド
サイド:ローズウッド
ネック:マホガニー
指板:黒檀

◆ プランとスペックについて

製作プランは「マーチンOOサイズ」を基本とします。
OOサイズの詳細データは下表の通りです。

赤字は今回の製作参考値、スケールは630ミリ、ボードの厚みは表の値を参考とします。

なお、1世紀以上にも渡るマーチンの歴史ですから現在の公表スペックも相応の変遷があることは言うまでもありません。即ち細かな点をあまり気にする必要はないということです。

左) 今回のスケール値、指板には20フレットまで打ち込みます。

下) 各数値をボディ写真及びイラスト上に記載しました。

◆ ボディテンプレート作成

WEBから出来るだけ正確なボディ正面写真を選び、サイズ表の実寸まで拡大します(A3用紙を2枚使用)。

化粧ベニアのテンプレートを作成、 これを基にモールドやブレーシングプランを作っていきます。

◆ モールドを作る

24ミリ厚合板を3枚張り合わせた「72ミリ厚」のモールド、ウクレレと全く同じ機能です。

左は奥行き60センチ程の作業台に置いたモールド、45センチ幅なので机上目一杯です。

下の2枚は、ターンバックルを使用したインナーモールド、24ミリ×2枚=48ミリの厚さです。さてうまく機能するかどうか・・・・

◆ 製作プラン・イラスト

製作の基本となる仕様をイラストで紹介します。なお記載数値は実寸です。

Xブレーシング、各ブレース(サウンドホール補強除く)は1ミリ~2ミリ程のたわみを持たせます。
従ってギターのトップボードはウクレレと異なり微妙なアールが施されることになります。

サウンドホール周りの補強ブレースの2つを幅10ミリから15ミリに変更し強度を高めます。理由は見ての通りXブレーシングがこの部分をカバーしていないからです。

4本のブレースは全て8ミリ幅、高さは17ミリです。
(マーチンDモデルはテール側2本のブレース幅は20ミリ幅で高さは〇〇ミリ)

トラスロッドはボディ内ヘッドブロック側で調整。
なお、手持ちのOOOモデルのヘッドブロックはイラストのようにロッド端をサポート(支える)する形、いわゆるスパニッシュギター?のように「ひさし付きブロック」となっています。
ヘッドブロック形状についてはトラスロッドとの関係もあり別途検討します。
OOO-18、D-28から採寸

ネックヒールとダブテール・ジョイント

注)ダブテール形状は別途検討予定