《ギター製作》

11.ペグヘッド突板とブリッジ製作

◆ ペグヘッド突板材

約90ミリの黒檀(エボニー)を2ミリ厚に加工します。
①カンナを使用し4ミリほどの厚みに・・・
②ベルトサンダーとヤスリで2ミリ強に仕上げます。

当初、ローズ系を考えていましたが黒檀(エボニー)に変更しました。

◆ インレイの切り出し

ナットとサドルは本象牙、インレイは白蝶貝を使用します。

◆ インレイ加工

カットしたロゴをヘッドに書き写してから、深さ1ミリのインレイ用溝を彫ります。

インレイ位置をチェックしてから2液エポキシの黒檀パテで接着します。

出来上がり!

◆ ブリッジ材

(左)2000年代の「OOO-18」を参考にしたブリッジプランです。
(左下)
厚さ9ミリの黒檀使用
(下)
プランに従い鉛筆罫書

◆ サドル溝加工

(左)
サドル専用トリマーガイドをブリッジ材に固定。
(左下)
ルーターで溝加工、ビットは2.5ミリ。
(下)
①溝加工はOK、しかし手元が狂い右端にビットが滑り余計な傷が・・・(ブリッジのアール加工で消えるはず)
②切削後に溝の延長を試みたが見事に失敗、溝が広くなってしまいました。

◆ 弦の通し穴加工と整形

(左)
ボール盤ベースを「5度」傾け、下穴用ビットで浅い穴を開けます。
(左下
下穴に沿って「5ミリ」ビットで穴を開けていきます。
(下)
5ミリの通し穴が6個貫通・・・
(左)
両端のアール加工、木工ヤスリが基本
(左下)
指板のアールに合わせてブリッジトップ面をアール加工、この作業でサドル溝端の傷がなくなりました。
(下の画像3枚)
出来上がり3点、サドル溝の深さは、中央で4ミリ、両端で3ミリです。

◆ サドル加工

およそ3ミリのサドル材を2.5ミリ厚にサンディング、長さを調整した上でブリッジにセット。

サドルの高さは弦を貼ってからの調整です。