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《 バンジョー2作目 / 指板とインレイ 》 

◆ 2つの中心線

 

製作編で述べましたが左のように2つの中心線が存在します。
A線はフレットとナットに対する中心線、B線はトラスロッド及びペグヘッドに対応する中心線です。
ポジションマークの位置にも注意して下さい。

 

フレット溝加工、白のバインディングが接着され指板としての厚みやペーパー掛けが終了した指板とネック材です。

◆ ギブソン風インレイ

 

今回はHearts&Flowersというギブソンパターンに挑戦。
思ったよりもうまく出来上がりました。
単純作業故集中すればどうにかなるもの・・・

  次にルーターでの溝彫りです。各ポジションにそれぞれのインレイパターンを罫書きしてからの作業。
これも単純作業ですが失敗すると元に戻せませんからゆっくりと慎重に作業します。
写真は1フレットから5フレットまで・・・
 

5フレットから12フレット。

 

12フレットから・・・

  1フレットと3フレット。
1フレットのインレイはGIBSONでもオプション扱いと聞いています。
  10フレットと12フレット
  19フレットと22フレットはダイヤモンドカット、加えて21フレットには「工房多路(KOBOTARO)」と明記、ルーターで加工したのでよーく見るとひどい字体です。
  全体写真、この後ヤスリ掛けとポリッシュまで作業しておきます。
フレット溝に入り込んだかすを丁寧に取り除いてからマスキングテープでしっかりと養生しておきます。
  ペグヘッドのインレイ位置を確定します。中心線とペグ穴を確認した上でバランスよく配置します。
  溝彫り後、2液エポキシで接着したところ。相変わらず接着剤が多過ぎますね。溝が浅過ぎるのも一因です。