Guitar#1 Guitar#2

 番外・・・・指板のわずかな「湾曲」の矯正 

 指板1弦側トレブルサイド、4フレット付近で約0.5ミリ程度の凹みを確認。
 原因は不十分な指板の平面出し加工である。
 対象となる部分のフレットを取り去り、指板平面出しを実施し、改めて
 フレットを打ち直すという作業工程。

◆ ナットを取り外す。

当て木を使用しハンマーで軽く叩き、接着していないことを確かめてから、ナットに傷が付かないよう布を当てペンチで取り外します。

写真の「白い物」は接着剤ではなくナット材料の象牙の破片、除去せずそのまま接着し元に戻します。

◆ 1~7番のフレットの取り外し

1フレットから4フレット辺りを研磨するので、7フレットまでのフレットを取り去ります。

注)4~7フレットは再利用出来ましたが、1~3フレットは取るときの傷がひどく新しいフレットを使用しました。

黄色で囲んだ部分の平面出しを行います。

◆ 指板の平面出し → リフレット → 擦り合わせ

 ①ナット側を意識しながらヤスリ掛け 

 ②指板の平面出しのチェック(画像無し)
 ③フレット打ち直し(画像無し)

◆ 打ち直しフレットの高さを確認

新しいフレットを含めフレット「擦り合わせ」、及びナット溝の確認作業。
結果、随分弾きやすくなりました。