Guitar#1 Guitar#2

4.ボディ組立  

◆ ライニング作り

【画像:左】ライニング用のマホガニー材断面を矩形から三角に加工します。

【画像:左下】次にカーフ(Kerf)と呼ばれる刻み目を鋸で加工します。


◆ ライニングの曲げ加工

作業の容易性の観点から写真のようにライニングの曲げ加工を行います。


◆ ライニングの接着 (トップボード側)

【画像:左】 モールドにサイドを固定、インナー及び2つのブロック間に突っ張り棒を入れてモールドとサイド材にすき間が生じないようにします。

【画像:左下】 ライニングをボンド接着します。

【画像:下】 接着終了。

◆ トップボードの接合

◆サイド材と接着したライニングの平面出し作業、写真にあるブロックヤスリで研磨、表面にはみ出ているボンドも除去します。

   

◆ Xブレースとクロスブレースがサイドと交わる6箇所に溝を加工します。

<彫刻刀と細工ヤスリを使用>

 《ドライ・クランピング》

①サイドとトップボードの正しい位置の確認
②ブレース溝の微調整
②接合部分にすき間が無いことを確認、写真のゲージでチェック

【画像:左】 ボンドを塗って、さあ本番

【画像:左下、下】 接着位置を確認しつつ万遍なくクランピング

トップボード接着完了!

◆ サイド幅(厚み)の確認とバック側ライニングの接着

【画像:左】 トップボードはみ出し部分をカット
【画像:左下】 サイドの厚みを確認し、カットラインにテープを貼ります。
【画像:下】 カットラインに沿ってノコカット。


(ノコカット)   (ヘッドブロックのアール加工)

【画像:左】 2つのブロックを含めバック側加工が終了。

【画像:左下、下】 バック側ライニングを接着します。

バック側のライニング接着終了、トップ側t同じように接着面を丁寧にサンディングします。
特にヘッドブロックの傾斜との関連に留意することがポイントです。

 

◆ サイドの割れ止め材接着

【画像:左】ウエスト部分のインナーと突っ張り棒をセットします。突っ張り棒は接着後の取り出しが不可能なので、切断してから取り出します。

【画像:左下】 6個のサイドブレース(割れ止め)の接着

【画像:下】 割れ止め接着済、そしてバックボードのブレースが交わる8ヵ所に溝をカット

◆ バックボードの接合

【画像:左】 ドライクランピング、バックボードはトップと異なり「アール」を持たせるのでクランピングも相応の力が求められます。

【画像:左下】 ボンドを塗って本番です。

【画像:下】 ドライクランピングと本番ではクランプ数や位置も微妙に異なります。

【画像:左】 モールドから取り出しました。
     はみ出し部分のカット
      

【画像:左下、下】 ボディ内部の2つの突っ張り、木の棒はカットしてから取り出します。

◆ ボディの完成