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《 ウクレレ製作 第5章 パーツ類 

◆ 突き板のインレイ加工

  白蝶貝にプリントしたロゴを貼付し、中央のくり抜き部分に糸鋸の歯を入れる穴を空けます。
 

中央をくり抜いてから外周をカットしていきます。

必ず防塵マスクをします。

  糸鋸の切断面はバリがあるのでヤスリで滑らかにします。
  ペグ穴の位置、そしてロゴの位置を正確に罫書きします。
 

専用ガイドを装着したドレメルルーターでロゴ穴を削っていきます。

ロゴが実際にうまく収まるように突き出しノミによる微調整が必要になります。

  ロゴとロゴ穴です。
  うまく収まったようです。この程度の隙間は許容範囲です。きれいに仕上がります。
  2液エポキシ系接着剤にインレイ加工と同じローズ系の粉末を混ぜ合わせます。
 

これは黒檀系粉末を混ぜた接着剤です。

しかし接着剤が多過ぎ、後の研磨が大変です。

  乾燥後に仕上げ研磨を行います。#120から#1000まで、最後にコンパウンドで磨き上げます。
 

◆ ブリッジ加工

 

サドル溝は幅2.5ミリ、深さ4ミリを基本とします。

サドル溝が加工済みのマホガニー材ブリッジとローズ系のブリッジです。

  ブリッジに弦溝等の罫書きをします。
 

ブリッジ製作は2個一組で作業するのがポイントです。

バイスに2個一緒に固定し弦の溝を切り込んでいきます。

  次に弦止めの穴を空けます。最初にドリルで穴を空けてから彫刻刀で広げていきます。
  #180で研磨します。なお3弦の太さは0.8ミリほどあるので3弦用の溝は1ミリの溝幅に広げておきます
     

◆ ナットとサドル加工

 

象牙の端材を使用します。

上がナット、下がサドルです。ベルトサンダーやヤスリで仕上げます。

  サドルはブリッジに収まるように仕上げます。最終整形は弦を張ってから行います。