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《 指板加工その1 》 

◆ 指板材の厚み加工

 

材料のローズウッドを5ミリ(弱)の厚さに加工します。

 
  キャリパー計測、OKとします。

◆ フレット位置の罫書

 

(画像:左)罫書きに先立ち片側を基準面とするために平らに加工します。
(画像:左下)22のフレット位置を千枚通しで印をつけていきます。
(画像:下)印に従い、規準面からスコヤで罫書します。

 
  罫書き完了、中央の小さな穴が千枚通しの目印です。

◆ フレット溝の加工

  (画像:左) 指板を専用マイターボックスに固定し、正確に溝をノコで切っていきます。溝の深さをフレットタング(板に食い込む部分)より深く切り込みます。
(画像:左下)22個のフレット溝完了
(画像:下) ちょっと見にくいのですが、指板のボーダーを鉛筆罫書した画像です。
 

◆ 指板整形とバインディング

 

罫書きに沿って1ミリ強のマージンを確保してサイドをカット

残っている鉛筆罫書きが消えるまでカンナで慎重に削っていきます。

 
 
 

厚さ1.5ミリのセルをアセトン接着、ほぼ計算通りの指板が出来上がりました。

 

◆ ポジションマーク

  (画像:左)ポジションマークは6㎜径、6㎜ビットでドリリング・・・
(画像:左下)22F位置にネームプレートを・・・
(画像:下)ルーターでプレート用溝を削ります。
 
 

材料の貝は1.5ミリ厚、1ミリ強の溝を彫ります。そして2液エポキシとローズウッド粉末ので接着します。

接着後、1ミリビットでルーター処理・・何とも頼りないレベルですが手作業の証し?

 
 

◆ サンディングとポリッシュ

  サンディングは#180~#1000を使用、最後にコンパウンドで仕上げます。