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木地調整は表面の細かな傷をサンディングで除去していく作業、使用するヤスリは: #180⇒#240⇒#320⇒#400
マスキング箇所は: ①指板表面とサイド、ナット ②ペグヘッド表面 ③ヒールキャップ ④エンドフラッシュ ⑤サウンドホール
捨て塗りはクリヤラッカーを4倍のシンナーで薄めたものです。
目止めの対象はマホガニーのネックとローズウッドのサイド、バックボードです。 従ってスプルースのトップボードをマスキングします。
1回目の擦り込みが終わって生渇き状態
生渇きの状態で更に布で擦り込んでいきます。
オーク系の色合いが気に入らず塗り直し、変わったサンバースト風に・・・
乾燥後、スクレーパーで主にバインディング、パーフリング部分の塗料を除去します。
ネックとボディの接合部、指板とボディの接合部なども余分なボンドその他の不要なものを取り除き、中塗りに備えます。
注)赤丸はマホガニーペーストで補修、黄色丸は「欠けた箇所」、補修すべきか?
シーラーとシンナーの割合は1対1、刷毛は75ミリ幅を使用します。
15回程度塗装します。
【塗装手順の試行錯誤】 ギターの固定方法に試行錯誤、写真のようにペグヘッドをまたぐらに挟み、左手で支えるとギターがとても安定します。 特に面積の広いトップとバックの塗装時にはこれが一番、刷毛を使いやすいし、左手も疲れないし・・・
塗装と塗装の愛仇のインターバルは1時間半程度、充分に乾燥していないと刷毛の動きが重くなるのでその時は間隔を多くとります。
注)ギターで消費するラッカー量はウクレレとは比較になりません。 ホームセンター入手の300ccでは量的に厳しいものがあり、ラッカーについては次回の検討課題です。
最後に指板を保護していたマスキングを剥がします。剥がす前に指板角のラッカーをヤスリでコスリ取り、側面塗膜が剥がれないようにしておきます。
指板にはマスキングテープやラッカーが入り込んで汚れているのでもう一度コンパウンドで磨きます。